社長室通信 第114号 『言葉と行動が一致する人』


社会人になりたての頃、

私は「大人は信用できない」と

思っていました。


なぜなら言葉と行動が

一致しない人が多かったからです。




たとえば、当時の上司からは

「現場では相手が客だろうが、

 ナメられないよう強気で意見を言え」

と指導されていました。


しかし、その通りにすると

よくトラブルになりました。



その上司は強気の営業をしていましたが、

自分が付きあいやすい顧客しか

担当していませんでした。


たまに難しい顧客の物件が決まると、

自身は現場に行きたがらず、

部下に押し付けていました。



私は納得がいかず、

「相手によって態度を変えている」

と指摘すると、

「それは『スジ』が違う。

 お前は何もわかってない」

と言ってはぐらかされました。





こんなことが何度も続き、

私はこの『スジ』という言葉が

嫌いになりました。


正しい理屈や説明ができない人が、

年齢や立場が下の人を言い負かすときに

悪用する言葉という印象がついたからです。




ある日、山﨑建材の顧問税理士である

池田先生との定例会議がありました。


そこで私が仕事上の相談をしたところ、

池田先生は分かりやすく説明してくださったあと、

「それが正しい『スジ』です」

と言われました。



前述したような出来事で

ストレスが溜まっていた私は、

「その『スジ』という言葉は

 定義があいまいです。

 年長者が都合よく使っている

 ズルい言葉だと思います」

と反射的に言い返してしまいました。



50代の税理士さんに20代の若者が

こんな言い方をしてしまったのです。


今思い出しても恥ずかしくなるくらい

失礼な言動ですが、

その時の池田先生は

次のように返答されました。




「たしかにそうですね。

 『スジ』という言葉はあいまいです。

 これから私はこの言葉は使いません。

 嫌な思いをさせてすみませんでした」




私はとても驚きました。


仕事上で年上の人から謝られることなど

なかったからです。



それでも疑い深い私は、

毎月の面談や素心学塾で

『スジ』という言葉を使わないか、

ずっと見張っていました。


言葉と行動が一致しない大人は信用できない

と思っていたからです。

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21年前、

まだ池田先生を疑っている時の私です笑




その結果は、

私が素心学塾に21年通い続けていることで

わかると思います。


いまだに池田先生から

『スジ』という言葉は聞いていません。


その上で社会人として大切なことを、

わかりやすく指導して下さっています。




素心学塾では、

『謙虚さのなくなる兆候』

を学びます。

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そのなかには、

「約束を自分の方から破り出す」

「目下の人に対してぞんざいになる」

という項目があります。


池田先生はこの2つを

身をもって私に示してくださいました。




私は池田先生のように

言葉と行動が一致する生き方

していきたいと思っています。


社員の皆さんは私が信用できる人物か、

言葉と行動を見ていてください。


そして山﨑建材の社員である皆さんも、

私と同じ思いで働いて欲しいと思っています。

 










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