社長室通信 第95号 『石に刻むように忘れず』

今から30年前のある日、

中学生だった私は父から仏間に呼ばれました。


「事情があって、山﨑建材が分裂することになった。

 お前は跡を継ぐのかどうか、

 成人式の日までに結論を出しておきなさい。」

 
それまで共に事業を盛り立てて来てくれた親族が

独立することになり、

山﨑建材は大きな危機に面していました。

 


その3年後、

何とか会社を立て直した父が病気で他界し、

事務員だった母が

急遽社長をすることとなりました。


毎晩泣いている母を見て、

高校生だった私は

何をすることもできませんでした。

 


23
歳になった私は山﨑建材に入社しました。


その頃、社長だった母が

お客さまと談笑するなかで、

必ず言う言葉がありました。


「私は仕事のことは何も分からないけれど、

 ウチは従業員が良いので

 なんとか成り立っています。

 どんな仕事でも言ってください。」

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15年前の営業メンバーです。

 


最初は謙遜かと思っていましたが、

母は経理が中心で

本当に現場のことは知りませんでした。


当時の社員たちが頑張ってくれたお陰で、

営業を継続できていたのです。



また、会社が分裂したときも、

父が他界した時も、

ほとんどの社員が山﨑建材に残って

立て直しに尽力してくれたそうです。


母は事あるごとにそのことに感謝していました。

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14年前の社員旅行での宴会では、

ゴリラの『しげる子ちゃん』が

盛り上げてくれました(笑)







「品性を高める」ための徳目の11番目は、

【義理】です。


「恩を返すために、おこなうべきこと」

のことをいいます。

 


この30年間を振り返ると、

山﨑建材はたくさんの人に支えられてきました。


そのなかでも、

苦しい時に会社を支えてくれた

ベテラン社員の皆さんには

とても感謝しています。

 


11年前に私が経営者になった時、

「どんなことがあっても、

 社員が定年まで笑顔で働けるようにしよう」

と誓いました。


当時は7年連続営業赤字で

支店を閉鎖した直後でしたが、

人員整理などをしなかったのは、

皆さんから受けた恩を

少しでも返したかったからです。

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今年1月の谷口さんの還暦祝いで、

父が採用したスタッフ全員が

定年を迎えることができました。

 






人から受けたご恩は、

石に刻むように忘れず、

人に施したことは、

水に流すように忘れて生きる


素心学塾 池田繁美塾長

 



来年1月で退職する岩崎さんは、

牛尾くんを営業マンとして育て、

大崎くんの復帰に尽力し、

チームで協力できる情報共有システムを

作り上げてくれました。


11年も働かせてくれたので、

 迷惑をかけないようにと思って」

と笑顔で義理を果たしてくれました。

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恥ずかしがり屋の岩崎さんは、


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集合写真では必ず隠れます(笑)

 




山﨑建材は本当に良い社員ばかりだと

あらためて感じました。


これからも共に働いてくれる皆さんに感謝し、

さらに働きやすい環境を整えることで、

恩を返していきたいと思います。






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