自分に「強く」、人に「やさしく」
皆さま、こんにちは。
顧客満足と社員満足で地域一番の会社にしよう!
建材店5代目社長の山﨑星児です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
本日は、
社長室通信第55号についてお伝えします。
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社長室通信第55号
『自分に「強く」、人に「やさしく」』
先日、
夜9時くらいにウォーキングをしていると、
酔っぱらって道端で寝ている男性がいました。
私は介抱しようと声をかけましたが、
そこからが大変でした。
ほとんど会話が成り立たず、
立ち上がることもできず、
しかも失禁までしていました。
ズボンの中から
ビチョビチョの携帯電話を渡されて、
奥さまと連絡を取り、
なんとか自宅まで送り届けました。
奥さまはその男性に対してとても怒っており、
幼稚園くらいの娘さんは唖然とした表情で
父親の姿を見つめていました。
何度も謝ってくる奥さまに、
私はこう伝えました。
「私は大丈夫ですので気にしないでください。
それより、これだけ酔っぱらうということは、
仕事を頑張りすぎたか、
辛いことがあったのかもしれません。
本人は翌日、
とても恥ずかしい思いをするので、
できれば許してあげてください。」
奥さまは納得いかない様子でしたが、
きっと翌日は上手に対応してくれたと思います。
なぜこのように伝えたかというと、
実は恥ずかしながら、
私も10年前に同じような失敗をしたことが
あったからです。
2009年3月27日
ライファ八幡中央オープニングフェア
新事業立上げの苦労や重圧のせいか、
私は夜の食事会で泥酔して歩けなくなり、
自宅は逆方向なのに、
西本課長に家まで送ってもらいました。
タクシーの中で嘔吐しそうになったり、
介抱してくれた妻に訳の分からないことを
言ったりしてしまったのですが、
翌日二人は笑い話にしてくれ、
いつも通り接してくれました。
私は、
そのやさしさがとても有難く感じましたし、
もう同じような失敗はしないようにしようと
強く反省することができました。
強くなければ生きられない。
やさしくなければ
生きている資格がない。
レイモンド・チャンドラー
ハードボイルド小説『プレイバック』の
主人公フィリップ・マーロウの言葉だそうです。
「強く」とは自分の心に、
「やさしく」とはまわりの人に、
という意味だと素心学塾で学びました。
最近、テレビやSNSでは、
失敗した人を過度に責める風潮があります。
私も、つい自分のストレスに甘くなり、
他人のことを批判してしまいそうに
なることがあります。
失敗した人を「やさしく」支え、
同じような迷惑をかけないよう、
自分の心に「強く」生きていきたいと思います。