温かい心で導こう
皆さま、こんにちは。
顧客満足と社員満足で地域一番の会社にしよう。
建材店5代目社長の山﨑星児です。
今日は毎月発行している「社長室通信」についてお伝えします。
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社長室通信 第45号
「温かい心で導こう」
10月31日に、20代スタッフである吉田くん中元さん松尾くんを連れて、
佐賀LIXIL製作所鹿島工場を視察してきました。
午前中は便器の製造工場を見学、
全国シェア10%を生産しているそうで、
徹底した品質管理が印象的でした。
午後からは水栓金具と便器の施工研修を受講、
3名とも初めての作業に戸惑いながらも、
真剣に学んでいました。
吉田くんは最も積極的に講師に質問をし、
1年先輩ということもあって工具の使い方もなかなか様になっていました。
中元さんは慣れない作業にもかかわらず、積極的に取り組み、
水まわりリフォームの流れを少しつかんでくれたようです。
松尾君はまだ学生ですので内容は難しかったと思いますが、
なんとか理解しようとする姿を見て、これからの成長に期待が持てました。
移動時間も含めると丸一日の視察となりましたが、
私が同行したことをLIXILの方が驚いていました。
「施工研修に経営者の方が一緒に来られるのは珍しいです。
若い社員さんとも距離が近くていい雰囲気ですね。」
私は指導には温かさが大切だと思います。
「最近の新卒は3年で3割が辞める」
「ゆとり世代は打たれ弱い」
などという人がいますが、
私の時もそんなに変わりませんでした。
まだ仕事に自信がなく、不安な気持ちで働いている若い人たちを、
指導する側が正しく導けていないのかもしれません。
頑張っている姿を見守り、
善いところは褒め、
苦手なところは柔らかく指導する。
また、ミスをしてから注意するのではなく、
日ごろから仕事のポイントや心構えを
彼らの心にしみ込むように伝えておく。
それを辛抱強くくり返すことで、
少しずつ能力を身につけて自信を持ち、
いつか活躍する人材に育ってくれると思います。
私が20代で慣れない住設工事をしていた頃、
ベテラン社員たちが現場を見に来てくれると、
ほっと安心しました。
「体力あるな」「意外と器用やね」と言われると、
ちょっと認められたような気がして嬉しかったことを覚えています。
厳しい時もありましたが、どこか温かさを感じる先輩たちでした。
私たちがしてもらったように、
温かい心を持って彼らの成長をサポートしていきましょう。