社長室通信 第113号 『他人と過去は変えられない』


私が素心学を学ぼうと思ったきっかけは、

理不尽な人を言い負かしたかったからです。



2002年、当時25歳だった私は

いつもイライラしていました。


タイル工事の現場管理を担当していたのですが、

トラブルが発生すると、

いつも私の責任にされていたからです。



たとえば見積書に「下地別途」と記載しているのに、

現場に行ったら下地ができていないことがありました。


現場監督に確認すると、

「下地はお前の仕事やろうが!」

と押し付けられます。


見積に書いてますと伝えても、

「こんな所にちょこっと書いてもわからん。

 金は払わんぞ!」

と言い返されました。



事務所に戻って上司に相談すると、

「下地はウチの仕事やない。

 できんっち言え!」

と言われました。


そのまま現場監督に伝えると激怒され、

翌日の現場事務所の窓には、

『山﨑建材 山﨑星児 出入禁止』

と書いた紙を貼られてしまいました。



困った私はもう一度上司に相談すると、

「それはお前が悪い」

と言われ、

アドバイス通りに伝えましたと言っても、

「それはスジが違う」

と言われてしまいました。



毎日こんなことばかりだったので、

私は何が正しいのかわからなくなっていました。




そんな時、ふと本棚にあった

『素心学講義』の本が目に入りました。

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この本は私が大学を卒業する時に、

税理士の池田繁美先生から

プレゼントされたものでした。


私は藁にもすがる思いで一気に読み、

「ここには正しいことが書いている。

 この素心学を学んで、

 理不尽な人たちを言い負かそう」

と思いました。




しかし、学び始めると

まわりの人たちとの衝突はさらに増えました。


私は、

「素心学を学んだら損をする」

とまで思い始めたとき、

次の言葉を学びました。




他人と過去は変えられないが、

自分と未来は変えられる

         素心学塾 池田繁美塾長




私は素心学塾で学んだ知識で

相手を変えようとしていました。


人として正しい生き方を

相手に押し付けていたのです。


しかし素心学塾では

「自己を知り、自己を正す」

と学びます。


変わるべきは相手ではなく自分だったのです。




私は相手に不快さを与えない言動を

心がけるようになりました。


下地工事で行き違いがあった現場監督には、

工事範囲が正しく伝わるよう、

事前にしっかり打合せをするようにしました。


また上司のアドバイスは

言葉づかいが荒かったので、

やわらかく言い換えて

人に伝えるようにしました。


すると現場がスムーズに進むようになり、

まわりの人との関係も良くなってきました。




素心学を学び始めて3年、

28歳になった私の人生は

少しずつ好転し始めました。










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