社長室通信 第103号 子を思う親の心のように

人間性を良くするための徳目の17番目は、

【献身】です。


「損か得かではなく、

 ただ相手のために尽くすこと」

をいいます。




【献身】という言葉を聞いて

思い出すのは両親です。


私が生まれて何もできない頃から、

社会人として自立するまで、

すべての面で支えてくれました。

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赤ちゃんの頃はお相撲さんみたいでした(笑)



私はとても落ち着きのない子どもでしたので、

両親にはたくさん迷惑をかけました。


池に落ちて心臓が止まったり、

運動場で転んで左腕を複雑骨折したり、

屋根裏から転落して腎臓を損傷したりと、

何度も大怪我をしました。


そんなときも母はいつも入院に付き添ってくれ、

父は寝たままでも勉強できるよう

ブックスタンドを作ってくれました。

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教科書ではなく

少年ジャンプを読んでいました(笑)




父から感じた献身的な行為として思い出すのは、

小学5年生の夏休み最後の日です。


夏休みに遊び過ぎた私は、

宿題の1つである自由研究を忘れていました。


そのことに気づいたのは、

8月31日の夜8時過ぎです。


どうしたらいいか分からず、

食卓でビールを飲んでいた父に相談すると、

「なんで今ごろ言うんか!」

とゲンコツをされました。


しばらく説教されたあと、

父は物置から板切れを取り出し、

釘を打ち付けてパチンコゲームを

作ってくれました。




当時はバブル全盛期で、

父は毎日忙しく飛び回っていました。


自宅でゆっくりできるわずかな時間でしたが、

だらしない息子のために

疲れた身体で頑張ってくれたのです。




「来年はちゃんとせえよ!」

と言ってビールを飲み直し始めた父の姿を見て、

かっこいいという気持ちと、

迷惑をかけて申し訳ないという気持ちを

同時に感じました。


その反省から、

翌年は夏休みの始めから

歴史新聞の制作に取りかかり、

お盆前には完成させることができました。


その作品が入賞し、

父に喜んでもらえたときは

本当に嬉しかったです。

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怒ったら怖かったけど、優しい父でした。






あれから30年が経ち、

自分が親の立場になると、

会社経営をしながら子どもの世話をすることの

大変さが身に染みてわかりました。


同時に、子どもの為なら

どんなに疲れていても頑張れるという気持ちも

経験できました。




素心学塾では、

「思いやりの経営を目指すのなら、

 子を思う親の心のような温かさで

 社員を包み込むことが大切です」

と学びます。


自分の子どもと同じように

社員一人ひとりの生活を大切に考え、

もし仕事で失敗しても

大きく包み込んで支えていく。


そうすることで

社員は安心して働くことができ、

自分の特性を会社やお客さまのために

活かせるようになります。




損か得かではなく、

ただ相手のために尽くす。


とても難しいことですが、

父が私にしてくれたような温かい心で

経営していきたいと思います。





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