社長室通信 第96号 『トビのように優雅に』

私は毎年1回、

宗像大島で自然行をしています。



自然行とは、

朝早くから夕方まで時計も携帯電話も持たず、

ただひたすら自然のなかを歩くことで、

素心学塾で学んだ取り組みの一つです。

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これは会長と島歩きに行ったときの写真です。

このような山道を一人で歩きます。



目的は自我執着から離れること。


「なにも思わない、なにも考えない」

心の状態をつくることで、

自己中心的な考え方や思い込みから

離れることができます。



この自然行は2014年に初めておこないました。


朝7時40分の渡船で大島に渡り、

山を登り海岸を歩きます。


疲れたら休憩を兼ねて禅的瞑想をするのですが、

この日はなかなか無心になれず、

いろいろなことが頭に浮かびました。


「同世代の塾生たちはどんどん成長していくのに、

 私は同じようなところでジタバタしている。

 このままでいいのだろうか。」



結局ほとんど無心になれず、

諦めて歩き始めようとしたその時、

横から大きなトビが羽ばたいていきました。



その姿を見て、ハッと気づかされました。


トビは空では優雅に飛び交っていましたが、

飛び立つときはバタバタと力強く

羽を動かしていました。


「私も今はバタバタと羽を動かす時期だ。

 この苦しみを乗り越えたら、

 あのトビのように

 堂々と空を飛べるかもしれない」



トビの羽ばたく姿を見て、

前向きな気持ちになることができました。






「品性を高める」ための徳目の12番目は

【鷹揚(おうよう)】です。


「ゆったりとして、こせこせしない態度」

のことをいいます。



リーダーとなる人は、

この鷹揚さが大切です。


上に立つ人間がいつもイライラしていたら、

まわりの人たちは心が落ち着かず、

本来の力が出せなくなってしまいます。



鷹揚さを身につけるには、

次の2つのことを意識することが大切です。


①動作をゆっくりとする


②相手の悪い点よりも、

 よいところに目を向ける



そしてもう一つ私が大切だと思うのは、

「悩み苦しみから逃げず、

 乗り越える努力をする」

ということです。



バタバタと羽を動かすトビの姿を見てから

8年が経ちました。


会社経営や人間関係など

さまざまな悩み苦しみを経験しましたが、

人のせいにせず、

自分を正すことを心がけてきました。



この積み重ねのお陰で

身のまわりの出来事に対して耐性ができ、

以前と比べると

落ち着いて行動できるようになったと

感じています。



先日、工事チームの田中くんに、

「社長の仕事姿はいつも余裕がありますね」

と言われました。


大島の空を飛ぶトビのように見えたのなら

嬉しいです。





リーダーの仕事の一つは、

まわりの人に安心を与えること。


日頃から鷹揚さを心がけ、

これからもスタッフが安心して働ける

職場の環境を作っていきたいと思います。







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