社長室通信 第91号 『掃除で心のクセを落とす』

「汚す人が多すぎるので、

 もう掃除したくないです!

 男子トイレは男性スタッフが

 掃除してください!」


「じゃあお前たちはもっと朝早く来い!

 俺たちは毎朝7時から会社に来て

 電話やお客さんの対応をしている。

 お前たちがその時間に来るなら、

 俺たちがトイレ掃除してやる!」



12年前、実際に山﨑建材で起こった出来事です。

男子トイレの掃除をめぐって、

ベテラン社員同士が衝突しました。


その後も口論が続き、

収まりがつかなくなったので仲裁に入ると、

「じゃあ社長がトイレ掃除してください!」

と言われてしまいました。



当時の私は30代の若い社長だったので、

50代のベテラン社員たちにバカにされたようで、

とても悔しく感じました。


しかし、素心学塾では、

「素直な心とは、人の言うことを

 『はい、わかりました』と受け入れること」

と学びます。


そこで翌日からお昼休み時間に

トイレ掃除をすることにしました。



社員たちは喜んでくれると思いきや、

なんとさらに反発を受けました。


ある事務員さんからは、

「社長がトイレ掃除をするなんて

 みっともないから止めてください!」

と言われ、

ベテラン男性社員は、

私が掃除している途中に

わざとトイレをして邪魔されました。



正直に言うと、

「バカにされて悔しい。

 私の言うことを聞いてくれるような

 若い社員に入れ替えたい。」

と思うくらいイライラしていましたが、

半年間くらい続けるうちに

少しずつ自分の心に変化が出てきました。



まず、

「事務員さんたちは今まで

 こんな大変な思いをしていたんだ」

と感謝の気持ちが生まれてきました。


また、

「トイレが古くて使いづらいから、

 汚しても平気になってしまうんだ」

ということに気づきました。



そこでトイレをリフォームしました。


Before

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After

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お陰でほとんど汚れなくなり、

掃除もしやすくなりました。



さらに嬉しい変化がありました。


以前は8時ギリギリに来ていた事務員さんたちが、

少し早く出社してくれるようになりました。

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みんなでラジオ体操をしたりしました♪



また、

これまで全く掃除をしなかったベテラン社員が、

週1~2回ほど掃除機を

かけてくれるようになりました。

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お盆の大掃除でも大活躍してくれました♪




私はこの経験で、

掃除をすることで

自分の心のクセが落とせること、

そして働く場所がきれいになると

社員の心も豊かになることを学びました。




「品性を高める」ための徳目の7番目は、

『清潔』です。


「身も心も美しく、汚れてないさま」

をいいます。



今でも便器の汚れに気づいたら、

拭き掃除をしています。


いつも掃除してくれている

事務員さんたちへの感謝の気持ちを忘れず、

これからもトイレと一緒に

自分の心も磨いていきたいと思います。






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