社長室通信 第81号 『謙虚さを保つ工夫』
入社した当初は、誰もが謙虚です。
早く仕事を覚えて会社に貢献しようと、
一生懸命に努力します。
会社の規則を守り、
上司や先輩の指示にも
機敏に対応します。
その姿を見て、
まわりの社員やお客さま、
取引先から信頼され
協力を得られるようになります。
ところが、仕事を覚え実績が出だすと、
次第に気持ちが緩みだします。
朝は始業時間ギリギリ、
挨拶は何かをしながらで顔も向けず、
仕事中も足を組んだり
ネットニュースを見たりしだします。
机のまわりや営業車の中は散らかったまま、
事務所の掃除もたまにしかせず、
だらしない勤務態度になりだします。
年齢や役職が上がると、
この傾向はさらに強くなります。
自分のやり方がもっとも正しいと思い込み、
会社や同僚の批判をし、
部下への指示は高圧的になります。
お客さまや協力業者にも馴れ馴れしくなり、
現場での安全管理はおろそかになります。
こうなるともう手がつけられません。
入社した時の気持ちは忘れ、
会社の方針をいいかげんに扱い、
自分の考えを優先した行動をしだします。
それが同僚や取引先に
不快さを与えていることにすら気づきません。
その結果、まわりの人の気持ちは離れていき、
最後は大きな事故やトラブルが起こって、
初めて自分の愚かさに気づかされます。
私はこのような失敗を
何度もしてきました。
監督の知識不足を現場で批判したり、
お客さまからの要望を無下に断ったり、
協力会社の見積を理由もなく値引きしたりしていました。
頑張っているスタッフを労うこともなく、
業務改善の指示ばかりしていました。
その結果、
お客さまや協力業者とは取引がなくなり、
スタッフは退職していきました。
すべては、
私が謙虚さを無くしていたことが原因でした。
この反省から、
私は机の上に
『謙虚さのなくなる兆候』
という額を置いて、
毎朝読んでいます。
謙虚さのなくなる兆候
・時間に遅れ出す
・約束を自分の方から破り出す
・あいさつが雑になり出す
・他人の批判や会社の批判をしだす
・すぐに怒り出す(寛容さがなくなる)
・他人の話を上調子で聞き出す
・仕事に自信が出てきて、勉強しなくなる
・ものごとの対応が緩慢になってくる
・理論派になり出す(屁理屈を言う)
・打算的になり出す(損得勘定がしみつく)
・自分が偉く思えて、他人が馬鹿に見えてくる
・目下の人に対しぞんざいになる
・言い訳が多くなる
・「ありがとうございます」という言葉が
少なくなる(感謝がなくなる)
素心学塾 池田繁美塾長
「謙虚になろう」と思うだけでは、
長年で染みついた心のクセはなかなか取れません。
謙虚さを保つための工夫が必要となります。
私は毎朝、一項目ずつ読み、
自分の行動予定と照らし合わせて、
まわりの人に不快さを与えないよう
気を引き締めています。
今、山﨑建材では小さなトラブルが続いています。
ほとんどが礼儀や現場マナーなどの人間関係で、
原因はその人が謙虚さを失っているからです。
大きなトラブルになる前に、
一人一人が初心に返り、
謙虚な気持ちで仕事に取り組んでいきましょう。
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